ムスカリン様受容体(読み)むすかりんようじゅようたい

世界大百科事典(旧版)内のムスカリン様受容体の言及

【ムスカリン】より

…ムスカリン中毒の症状が,迷走神経を刺激したときの効果と非常によく似ているところから,迷走神経はその終末からムスカリン類似物質を放出して,支配する効果器に興奮を伝達しているのではないかとの仮説が出されたこともあるが,その後,伝達物質の本体はアセチルコリンであることが明確になった。このような経緯を反映して,現在でも副交感神経の支配を受けている器官に存在するアセチルコリンが働きかける場所(アセチルコリン受容体)を,ムスカリン様受容体muscarinic receptorと呼んで,運動神経の支配下にある筋肉細胞上や自律神経節細胞上のアセチルコリン受容体と区別している。アルカロイド【粕谷 豊】。…

※「ムスカリン様受容体」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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