ムスターリー(読み)むすたーりー

世界大百科事典(旧版)内のムスターリーの言及

【イスマーイール派】より

…同朝第8代カリフ,ムスタンシルの死後,後継イマームをめぐって同派は大きく分裂した。第9代カリフ,ムスターリーを支持した派は主流としてムスターリー派と呼ばれ,12世紀後半の同朝の滅亡後も存続し,その末流はボホラ派としてインド,ミャンマー,東アフリカに現存する。一方,第8代カリフにイマームとして任命されたが,後に廃されたニザールNizār(?‐1096)を支持する派はニザール派と呼ばれ,ハサン・サッバーフによってイラン,シリアで勢力を拡大し,13世紀半ばモンゴル軍に滅ぼされた。…

※「ムスターリー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android