世界大百科事典(旧版)内のむべ山かるたの言及
【骨牌】より
…これらの多くは,字札と絵札とを合わせるもので,歌がるたと絵合せかるたを折衷したものといえる。なお,教育系かるたが賭博化したものに,〈むべ山かるた〉〈道才かるた〉がある。前者は《小倉百人一首》を,後者はたとえかるたを,それぞれ賭博専用のかるたとしたものである。…
【百人一首】より
…やがて正月の遊びにもなり,明治に入ると盛んにかるた会が開かれるようになった。なお江戸時代中期には賭博用の〈むべ山かるた〉という一種の百人一首パロディもつくられて,明治時代まで遊ばれた。古典としての《小倉百人一首》も19世紀にはディキンズF.V.Dickinsの英訳や,そのほか漢訳までつくられて,海外にも知られるようになった。…
※「むべ山かるた」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」