世界大百科事典(旧版)内のムーアランドの言及
【イギリス】より
…(3)スコットランド南部高地 古生代のケツ岩や砂岩からなる丘陵で,カレドニア造山運動による褶曲の結果,隆起準平原となった。荒涼たる不毛地(ムーアランド)が広く分布し,イングランドとの境界地帯を形成す。(4)北イングランド高地 脊梁をなすペナイン山脈を中心とする地域で,地層は下部から石灰岩,ケイ質砂岩,石炭層の順に重なり,褶曲を受けて背斜構造をなす。…
【スコットランド】より
…これに対し中央低地は幅約80kmの巨大な地溝帯であり,デボン紀,石炭紀の堆積岩が地向斜をなすが,一部では火山性丘陵が突出し,石炭層の露頭もみられる。さらにオルドビス紀,シルル紀の堆積岩がカレドニア造山運動による褶曲で隆起準平原化した南部高地では開析が進み,ヒースにおおわれた標高200~600mの不毛地(ムーアランド)が広がる。気候は西岸海洋性気候のため高緯度のわりには温和であり,エジンバラ(北緯56゜)の年平均気温8.3℃は日本の函館(北緯42゜)に相当する。…
※「ムーアランド」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」