世界大百科事典(旧版)内のメカニカルフィルターの言及
【フィルター】より
… フィルターの主要部分は,入力端子対と出力端子対とをもった2端子対回路として構成されることが多い。構成素子の種類はいろいろで,たとえばコイルを用いずトランジスターなどを用いた能動フィルター,電気‐機械変換を用いて力学的振動系を利用したメカニカルフィルターなども広く用いられているが,コイル,コンデンサー,抵抗などの集中定数素子を用いたフィルターがもっとも基本的である。集中定数回路でフィルターを構成する場合には,通過域におけるフィルターの電力消費を少なくするため,コイルとコンデンサーのみを用いたL,C2端子対回路を抵抗で終端した回路が用いられることが多い(図2)。…
※「メカニカルフィルター」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」