世界大百科事典(旧版)内のメガネ枠の言及
【福井[県]】より
…比較的大規模な染色・整理加工工場と商社は福井市に集中するが,製織工場は嶺北に広く分布し,農村にも零細工場があって,かつては広くみられたさまざまな農産加工にとって代わっている。明治末に大阪から技術を導入して家内工業として始まり,大正末から盛んになった鯖江市を中心とするメガネ枠製造は,今では全国の約9割を産し,海外にも販路を広げているが,安い労賃に頼る零細手工業の本質は変わらず,大半は市街や周辺農村の家内工場で生産される。 重工業を誘致して体質改善をはかろうとした県は,1971年に三里浜に掘込み式の福井新港建設と臨海工業地域(89年テクノポート福井と改称)の埋立てが進められたが,見通しは明るいとはいえない。…
※「メガネ枠」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」