世界大百科事典(旧版)内のメッスのネウマの言及
【フランス音楽】より
…ただし今日のグレゴリオ聖歌の曲目には,8~9世紀ガリア地方で形成されたものが多いと考えられている。メッスの聖堂がその形成の指導的中心で,〈メッスのネウマ〉として知られる記譜法を用いていた。9世紀以後リモージュのサン・マルシアル修道院,ルーアンに近いジュミエージュの修道院がこの形成に大きく寄与するようになり,12世紀のアウグスティヌス会修道士で詩人のアダン・ド・サン・ビクトールAdam de Saint‐Victorによって,高い水準に達することになる。…
※「メッスのネウマ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」