メフメト・パシャ(読み)めふめとぱしゃ

世界大百科事典(旧版)内のメフメト・パシャの言及

【キョプリュリュ家】より

…17世紀後半のオスマン帝国で大宰相(サドラザム)を輩出したアルバニア出身の家系。キョプリュリュKöprülüの名は,初代メフメト・パシャMehmet Paşa(1578?‐1661)が,後に根拠地としたアマスヤ県キョプリュの地名に由来する。初代メフメト・パシャは,おそらくはデウシルメにより宮廷に入り,地方の諸職を歴任した後,帝国の体制全体が動揺し,ベネチアがダーダネルス海峡を封鎖する危機に際し,異例の抜擢により1656年に大宰相となり,粛清・改革を断行し,後を継いだ実子のファーズル・アフメト・パシャ(1635‐71)とともに帝国の勢力挽回に貢献した。…

※「メフメト・パシャ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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