世界大百科事典(旧版)内のメレロビッツ,K.の言及
【経営学】より
…(1)理論学派はM.R.ワイヤーマン,H.シェーニッツ,W.リーガー,E.グーテンベルク,H.アルバハらにその系譜をみるが,彼らに共通の主張は,経営経済学が資本主義的企業の本質とその因果法則の解明に主眼をおき,現実の企業との間に一定の距離を保ちながら,理論科学であることに力点をおいたことである。(2)技術論学派は簿記,会計学にたけた初期の研究者,さらにE.シュマーレンバハ,F.ライトナー,K.メレロビッツ,E.ハイネンらにその流れを求めることができるが,この学派は経営経済学が経営者に企業の健全性,存続のための処方箋を示すことにあるとシュマーレンバハが指摘したように,実践的・応用的側面を強調するものであった。企業活動についての計数的把握が財産中心=資本蓄積の度合の表示から期間損益中心=一定期間にいかに収益をあげたかへの表示,つまり静態論から動態論への移行として,その計数的把握そのものがきわめて管理的性格をもっていたことは経営経済学の特徴である。…
※「メレロビッツ,K.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」