世界大百科事典(旧版)内のメークリン農業アカデミーの言及
【テーア】より
…ドイツの農学者。近代農学の始祖といわれる。ハノーファー近くのツェレに生まれ,初め医学を学び医師としても名声を博したが,しだいにその関心は農業の理論と実践に集中した。ベルリン大学新設に際し農学講座教授。著書《イギリス農業概論》(1798‐1804)は,今日でもイギリス農業史の優れた文献である。また《合理的農業の原理》(1809‐21)は,経済論,土壌論,施肥・土地改良論,作物栽培論,養畜論からなり,冒頭の営利的農業の宣言にみられるような資本制的農業経済学の重要な諸原理とともに,科学的な農学の体系化を果たすことによって,官房学のくびきから農学を独立させた名著で,その影響は当時のヨーロッパ全体に及び,9ヵ国語に訳された。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」