メーラカルタ(読み)めーらかるた

世界大百科事典(旧版)内のメーラカルタの言及

【音階】より

… 南インドの理論では,7音音階をサプタ・スバラsapta svaraというが,実際には6音や5音の音階もあり,それらを包括する語はない。またすべてのラーガrāgaは,72種のメーラカルタmelakartaとよばれる7音音列に基づくと説明されている。このメーラカルタは,実際の旋律の中から,装飾的な要素や,旋律型にあたる要素を取り除いた,純粋に音列としての抽象的な音を,音高順に並べたものである。…

【ラーガ】より

…南インドでは,オクターブの下半部と上半部との二つのテトラコルドに分け,両方に違った音程のもの6種類を定め,下半部と上半部とをそれぞれ別に組み合わせて,36種類の音列をつくる。それらの第4音を半音上げた音列を別に設定し,合わせて72種の基本音列(メーラカルタmelakarta)が得られる。各ラーガは,これら72のいずれかの音列に帰属される。…

※「メーラカルタ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む