メーリャ人(読み)めーりゃじん

世界大百科事典(旧版)内のメーリャ人の言及

【ロストフ・スーズダリ公国】より

…その領域は,北はラチャ湖,ウスチヤ川から南はクリャジマ川,ロパスニャ川まで,東はウンジャ川,ユグ川から西はトベルツァ川にまで至る広大なものであった。最古の都ロストフがロシア最古の《原初年代記》の862年の記事中にメーリャ人の中心地として現れているように,この地は本来メーリャ人をはじめとするフィン・ウゴル語派に属する言語を話す人々の居住地であったが,スラブ人の移住により融合・同化したものである。11世紀後半から12世紀第1四半期までロシア南西部のペレヤスラフ公に帰属していたが,1125年ウラジーミル・モノマフが息子ユーリーに分領地として与えて以後,政治的に自立する傾向を強めた。…

※「メーリャ人」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

USスチール買収問題

日本製鉄は2023年12月、約141億ドル(約2兆2千億円)で米鉄鋼大手USスチールを完全子会社化する計画を発表した。国内の鉄鋼市場が先細る中、先進国最大の米国市場で、高級鋼材需要を取り込み、競争力...

USスチール買収問題の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android