世界大百科事典(旧版)内の《モスクワ事情》の言及
【ヘルベルシュタイン】より
…神聖ローマ皇帝マクシミリアン1世および大公フェルディナントの使者として1517年と26年の2度モスクワを訪れた。トルコとの戦いのためにポーランドとロシアの和平を調停するという目的を果たすことはできなかったが,このとき彼が著した《モスクワ事情Rerum moscoviticarum commentarii》(1549)はヨーロッパ人による最初のロシア案内であり,ロシアの地理的記述,経済状況,慣習,宗教,古代からの歴史などが含まれ,貴重な史料である。【栗生沢 猛夫】。…
※「《モスクワ事情》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」