世界大百科事典(旧版)内のモダン・タータンの言及
【タータン】より
…しかし名誉革命で王位を追われたジェームズ2世の子孫を正統な君主として支持するジャコバイトが,1746年クローデンの荒野でイングランド国王軍によって壊滅すると,翌年タータン禁止法が施行され,政治的弾圧とあいまって,タータン柄に関する記録も不明になり,古くからの木版も消失してしまった。1822年ジョージ4世がエジンバラを訪問した際,スコットランドの各領主はタータン着用を命じられ,これを契機にタータンが復活し,多くのクラン・タータン(モダン・タータン)を生むこととなった。現在エジンバラにあるスコットランド紋章院には,正当なタータン柄370点が登録されている。…
※「モダン・タータン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」