モダン・バイオリン(読み)もだんばいおりん

世界大百科事典(旧版)内のモダン・バイオリンの言及

【バイオリン】より

…この要請にこたえるため,ピッチを高く調弦して輝かしい音色を得ようとする一方,指板と棹を長くすると同時に,増大する弦の張力に楽器が耐えられるように力木を長く太いものに変え,胴に対する指板の取付け角度も急にするなどの構造上の変化が徐々に加えられていった。これらの改造はそれ以前に製作された古い楽器にも加えられたため,今日では1750年以前に製作された原型のままの楽器を〈オールド・バイオリン〉あるいは〈バロック・バイオリン〉と呼び,それ以後に作られた,あるいは近代的に改造された楽器を〈モダン・バイオリン〉と呼んで区別している。現在使用されているストラディバリやグアルネリの楽器も,ほとんどすべてこの〈モダン・バイオリン〉に改造されたものである。…

※「モダン・バイオリン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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