モチャーロフ,P.S.(読み)もちゃーろふ

世界大百科事典(旧版)内のモチャーロフ,P.S.の言及

【ロシア・ソビエト演劇】より

…グリボエードフ《知恵の悲しみ》(1824‐28),プーシキン《ボリス・ゴドゥノフ》(1825),ゴーゴリ《検察官》(1835‐42),レールモントフ《仮面舞踏会》(1835)その他不朽の名作が次々と書かれた。当時はまだ今日的意味での演出芸術は確立していなかったが,希代のハムレット役者モチャーロフPavel Stepanovich Mochalov(1800‐48),農奴出身のシチェプキンMikhail Semyonovich Shchepkin(1788‐1863)その他の名優たちが活躍し,ベリンスキー,ゲルツェンらも演劇評論で健筆をふるった。19世紀後半の劇作家A.K.トルストイ,A.N.オストロフスキー,ツルゲーネフ,シチェドリン,スホボ・コブイリン,L.トルストイその他や,名優サドーフスキーNikolai Karpovich Sadovskii(1856‐1933),エルモーロワその他,また評論家チェルヌイシェフスキー,ドブロリューボフらがこれら先輩たちの仕事を引き継ぎ,さらに発展させた。…

【ロシア文学】より


[戯曲]
 ロシア人はイタリア人と並んで最も身ぶりによる感情表現が豊かな民族とされている。ロシア演劇を考える時,すぐ思い浮かぶのはモチャーロフPavel Stepanovich Mochalov(1800‐48),シチェプキン,それに国際的名声を得たエルモーロワのような俳優かスタニスラフスキーやメイエルホリドのような演出家である。ひとことでいってロシア演劇の名を高からしめたのは劇的表現力に富んだロシア民族の生んだ名優と名演出家であって,必ずしも演劇の基礎であり,〈文学的部分〉である戯曲ではない。…

※「モチャーロフ,P.S.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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