もどす

世界大百科事典(旧版)内のもどすの言及

【間引き】より

…転じて人間の出生に当たり,虚弱,貧困などの理由で育てえないと考えた赤子を死亡させることにも,この語を用いた。この語はいわばそれについての公称であって,例えば奥羽地方では,おしかえす,もどす,ぶっかえすなど,生まれ出るものを生前の世界,いわば霊界に逆行させる意味の言葉が使われ,関東・中部では薪拾いにやった,魚捕りに行ったなど,葬地や処分法を意味する語が多く用いられた。中国・九州地方もこれらに類するが,関西にはこれに当たる言葉はほとんど知られず,堕胎処理が多かったのかと考えられる。…

※「もどす」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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