ものつき

世界大百科事典(旧版)内のものつきの言及

【狂気】より

…この概念は日本にもそのまま移入され,702年の大宝律令でその〈医疾令〉に記載されて以来,江戸時代にいたるまで一貫して継承される。ただし,こうした医学的疾患としての〈狂〉とはほとんど無関係に〈たぶれ〉〈ものつき〉(または〈ものぐるい〉),〈気違い〉といった日本的狂気の系譜が存在しつづけたことは確かである。これらの現象は,ヨーロッパの場合と似て,医学や医療の対象ではなく,おおむね加持祈禱の対象だったし,また信仰や宗教の領域のみならず,文芸や芸能の領域へも広く浸透していった。…

※「ものつき」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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