モラ,E.(読み)もら

世界大百科事典(旧版)内のモラ,E.の言及

【スペイン】より


[第二共和国の誕生]
 1931年4月14日,国民の共存の枠組みづくりに向けて第二共和国が誕生した。立憲議会開設までの臨時政府の首班には,ブルジョア層を代表するアルカラ・サモラが就任した。そして6月28日,立憲議会選挙が行われ,共和政支持派の勝利に終わったが,その一因として,王政支持の右派勢力が選挙体制を一本化できずに分裂していたことがあげられる。…

【スペイン内乱】より

…それゆえに,軍事蜂起の主導権を握る可能性がある有能な軍人を左遷することにより,政府はUMEを牽制し不測の事態に備えていた。例えば,UMEには参加していないが,軍部の中では抜きんでた存在であった将軍フランコはカナリア諸島へ,同様にモロッコの駐屯部隊に属し,自由主義者であった将軍モラは伝統主義の傾向が強い北部のナバラ地方へ左遷された。ところが,反王政の立場にあったモラは,第二共和国の樹立後,王党派へ接近し,政府の思惑とは逆に,左遷の地で,蜂起の際の王党派とカルリスタの支援を取り付けていたのである。…

【フランコ】より

…この頃すでに共産主義の危険性と軍事蜂起の可能性を述べ,陰謀計画の集まりにも参加したらしい。36年春から夏にかけ,陰謀の中心人物エミリオ・モラ将軍と接触していたが,フランコが陰謀に直接関係していたかどうかについては,明らかでない。7月17日午後,メリリャで軍事蜂起が起こると,フランコは戒厳令下のカナリア諸島から18日,テトゥアンに向かい,19日朝5時,同地に到着し,アフリカ軍の指揮をとって軍事蜂起の指導者の一人となった。…

※「モラ,E.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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