モリソン,R.(読み)もりそん

世界大百科事典(旧版)内のモリソン,R.の言及

【活字】より

… 和文活字では明朝体が基礎になっていて,欧文活字のローマン体に匹敵し本文用として広く利用される(図2)。明朝体は16世紀から中国の明で使われていたといわれ,1815年,宣教師R.モリソンが華英対訳の辞典を中国のアモイで活版印刷したときにも明朝体活字が作られた。そして1861‐65年ころアメリカのW.ギャンブルが上海で製作した号数活字にこの書体を採用,これが本木昌造らに伝えられ日本の主要活字となった。…

【レイ】より

…ケンブリッジ大学のトリニティ・カレッジで勉強し,母校の古典語の講師,後に牧師となったが,政治上の見解から1661年にやめ,弟子の動物学者ウィラビーFrancis Willughby(1635‐72)を伴い国内やヨーロッパ大陸各地に自然観察の旅をつづけ,たまたま故郷にいるときに死んだ。レイは植物学者モリソンRobert Morison(1620‐83)とともに英国で本草を離れた初めての植物学者といわれる。英国の植物目録をつくり,新しい植物体系で初めて草部を不完全類(隠花植物)と完全類(顕花植物)に分け,後者を単子葉植物と双子葉植物とに分けたことは画期的で,イギリスでは長らくレイの体系が採用された。…

※「モリソン,R.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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