モル吸光係数(読み)モルキュウコウケイスウ

化学辞典 第2版 「モル吸光係数」の解説

モル吸光係数
モルキュウコウケイスウ
molar extinction coefficient

[別用語参照]モル吸収係数

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

世界大百科事典(旧版)内のモル吸光係数の言及

【光吸収】より

…また,光の吸収に関しては,上述のランバートの法則に,気体や溶液による光の吸収はその中の分子数だけによって決まるというベールの法則を組み合わせたランバート=ベールの法則があり,吸収物質の濃度をcとして,log(E0/E)=ε0cd,log10(E0/E)=εcdと表される。ここでεcdを吸光度といい,cがモル濃度であるときのεをモル吸光係数と呼ぶ。
[吸収と反射]
 いま入射光のエネルギーの総量を1として,そのうち媒質で反射および吸収される割合をそれぞれR,A,また透過する割合をPとすれば, RAP=1の関係式が成り立つ。…

※「モル吸光係数」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android