モーリー,E.W.(読み)もーりー

世界大百科事典(旧版)内のモーリー,E.W.の言及

【マイケルソン】より

…帰国後海軍を辞職し,クリーブランドのケース応用科学学校,ウースターのクラーク大学の物理学教授を歴任し,1893年新設されたシカゴ大学の物理学部長に迎えられた。 彼は一貫して精密な光速度測定の実験にたずさわり,ドイツ滞在時に,光速度に及ぼす地球の運動の影響を見いだすための干渉計(マイケルソンの干渉計)を製作(1881),さらに帰国後モーリーEdward Williams Morley(1838‐1923)の協力を得てより精密な測定が可能な干渉計をつくり,エーテルと地球の相対運動を見いだす実験(マイケルソン=モーリーの実験)を実施した(1886‐87)。その結果は予想に反して否定的なものであり,当時信じられていた静止エーテルに対して深刻な問題を投げかけた。…

【マイケルソン=モーリーの実験】より

…ガリレイ変換に従うならば,エーテルに対してvの速さで動いている観測者からみると,光の速度はc±vとなるであろう。このことの正否を確かめるためにA.A.マイケルソンとモーリーEdward Williams Morley(1838‐1923)は,図aに示すような干渉計を用いた。光源Lから出た光は,半透鏡M0で直角方向の二つの光に分けられ,鏡M1,M2で反射された後再びM0によってこんどは望遠鏡Tに導かれ,ここで干渉を起こす。…

※「モーリー,E.W.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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