《ヤシュト》(読み)やしゅと

世界大百科事典(旧版)内の《ヤシュト》の言及

【アベスター】より

…(3)ビーデーブダートVīdēvdāt(《除魔書》) 旧約聖書の《レビ記》に相当する宗教法の書であるが,伝説上の王イマYimaとその黄金時代に関する章などが含まれている。(4)ヤシュトYasht 21の神格に捧げられた《頌神書》。内容的にはガーサーより古い,前2千年紀にさかのぼるインド・イラン共通時代の神話が見られる。…

【ペルシア文学】より

…その年代についてはなお定説が得られておらず,前2千年紀半ばころから前7~前6世紀にわたる諸説がある。〈アベスター〉には,このほかに,同じく詩形をとり,内容的にはインド・イラン共通時代にさかのぼる,神々への賛歌集《ヤシュト》が含まれており,その一部にはササン朝下で《フワダーイ・ナーマグ》に集大成されることになる英雄叙事詩の素材が見られる。非宗教文学としては,アケメネス朝ダレイオス1世のビストゥン碑文(ビストゥン)が,文字の形で残されているイラン最古の文献である。…

※「《ヤシュト》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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