ヤスコ(読み)やすこ

世界大百科事典(旧版)内のヤスコの言及

【あやつこ】より

…生児が初外出する時に鍋墨や紅で×やの印あるいは犬,大などの字を額に書く風をいう。初宮参りの帰途に親戚の家でつけてもらったり,雪隠(せつちん)参りや橋参りの時につける所もあり,東北地方ではヤスコ,淡路島ではヤッコという。犬の字を書くことが多いのは,犬は産が軽くしかも丈夫に育つと信じられたため,犬にあやかろうという俗信によると思われる。…

【育児】より

…このときあやつこといって,生児の額に男子には鍋墨で犬の字,女子には紅で ・ 印をつける。これは悪魔を払うためといわれ,東北地方ではヤスコと呼んでいるが,やはり神の子として生児が承認されたしるしでもある。
宮参り
 ふつう男児は生後32日,女児は33日目に氏神に参る。…

※「ヤスコ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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