世界大百科事典(旧版)内のヤマカゲの言及
【岩木山】より
…一方では農耕と深いかかわりをもち,岩木山の残雪の模様によって農作業をすすめたり,豊凶を占う。こうした農耕神的性格は,また,有名なヤマカゲと呼ぶ登拝習俗においても,山中の種蒔苗代という小池に米や銭を紙に包んで投げ入れ,その沈みぐあいによって豊凶を占ったという。ヤマカゲと呼ぶ登拝習俗は津軽全域にわたって行われ,初参りの習俗とも結びついている。…
※「ヤマカゲ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」