世界大百科事典(旧版)内のヤング=ヘルムホルツの三要素説の言及
【色覚】より
…このように色が薄められたような感じを不飽和になったといい,色調の純粋度の程度を飽和度という。色覚の学説としては,網膜の錐体には,赤,緑,紫の色によりそれぞれもっとも強く興奮する三つの要素があり,その興奮する割合によって色の感覚が生ずるというヤング=ヘルムホルツの三要素説が有力である。色覚の検査方法としては,異常の検出には仮性同色表である色盲検査表,異常の型の分類にはアノマロスコープおよび異常の程度の判定には色相配列検査であるパネルD‐15,100hue検査などがある。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」