世界大百科事典(旧版)内のヤンス,H.T.S.の言及
【オランダ美術】より
…北部内での美術活動としてはユトレヒトのアドリアーン・ファン・ウェーセルAdriaen van Wesel(1420ころ‐89ころ)による木彫像制作や同市における伝統あるミニアチュール制作が挙げられる。しかし世紀の半ばを過ぎてようやく,今日確実作をわずか1点残すのみの始祖ファン・アウワーテルAlbert van Ouwaterとその弟子ヘールトヘン・トート・シント・ヤンスによって,真にオランダ的と呼びうる最初の画派がハールレムに勃興した。後者の作品は清新で繊細な風景描写と静謐な画面に宿る一抹のメランコリーを特徴としている。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」