知恵蔵mini の解説 ユニバーサルデザインフォント 文字の読み書きが困難なディスレクシア(識字障害)の人や弱視者でも読みやすいように配慮された書体。「UDフォント」と略される。線の太さを均一にする、濁点や半濁点を大きくする、漢字と仮名の大きさに違いを持たせるといった工夫を施し、手書きに近い形にデザインすることで、文字の可読性や視認性、判読性を高めている。2006年にフォントメーカーの株式会社イワタと松下電器産業株式会社(現・パナソニック株式会社)が共同開発して以来、様々なフォントメーカーが「UDフォント」を発表している。利用率は増加傾向にあり、公共施設の案内板、交通標識、教育機関の文書やデジタル教科書など、様々な分野で用いられている。 (2019-5-14) 出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報