ユピテル・オプティムス・マクシムス(読み)ゆぴてるおぷてぃむすまくしむす

世界大百科事典(旧版)内のユピテル・オプティムス・マクシムスの言及

【ユピテル】より

…また雷神としての彼はあらゆる誓い,契約,条約などの神ともされ,その違反者を雷で罰すると信じられた。 一方,国家神としてもさまざまの呼称を付して呼ばれたが,最も重要なものはユピテル・オプティムス・マクシムスJupiter Optimus Maximus(〈最善最大のユピテル〉)である。これはローマ最後の王タルクイニウス・スペルブス(前6世紀後半)のころに落成したカピトリヌス丘上の大神殿に,エトルリアの影響を受けて,彼の妃のユノ,娘のミネルウァ両女神とともに三位一体の形でまつられていたユピテルで,毎年2人ずつ選ばれるコンスル(執政官)は,就任に際してまずこの神殿にもうで,国家に対する前年同様の加護を祈願した。…

※「ユピテル・オプティムス・マクシムス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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