ユーグ・ル・グラン(読み)ゆーぐるぐらん

世界大百科事典(旧版)内のユーグ・ル・グランの言及

【ロベール家】より

…898年ウードの死後,王権は再びカロリング家に戻るが,922年シャルル3世単純王に対する反乱を指導した辺境伯ロベール1世が国王に選出されるが,わずか1年の治世で死去し,彼の婿ブルゴーニュ公ラウールRaoul(在位923‐936)が王位を継ぐ。936年のラウールの死後,有力諸侯の勢力均衡からカロリング家のルイ4世が国王に担ぎ上げられるが,ロベール1世の息子ユーグ・ル・グランHugues le Grandはこの状況を巧みに利用して,943年フランス公の地位を得て,息子ユーグ・カペーの国王選出の礎を固めた。【下野 義朗】。…

※「ユーグ・ル・グラン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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