よかよかあめ屋(読み)よかよかあめや

世界大百科事典(旧版)内のよかよかあめ屋の言及

【あめ売(飴売)】より

…〈とっかえべえ〉といわれたのは,そう呼び歩いてこわれたなべ釜などとあめを取り替えたもので,正徳年間(1711‐16)に紀州道成寺の鐘を造立するために浅草田原町の善右衛門なる者がはじめたといい,のちには古銅や古ぎせるなどと交換して歩く者もあった。明治以後はやったのは頭にあめを入れた大きなたらいをのせ,その縁に提灯を飾り,団扇(うちわ)太鼓をたたいて歩いた〈よかよかあめ屋〉である。これはのちに提灯を日の丸の小旗にかえ,昭和初期ころまで見られたものであった。…

※「よかよかあめ屋」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android