世界大百科事典(旧版)内のよかよかあめ屋の言及
【あめ売(飴売)】より
…〈とっかえべえ〉といわれたのは,そう呼び歩いてこわれたなべ釜などとあめを取り替えたもので,正徳年間(1711‐16)に紀州道成寺の鐘を造立するために浅草田原町の善右衛門なる者がはじめたといい,のちには古銅や古ぎせるなどと交換して歩く者もあった。明治以後はやったのは頭にあめを入れた大きなたらいをのせ,その縁に提灯を飾り,団扇(うちわ)太鼓をたたいて歩いた〈よかよかあめ屋〉である。これはのちに提灯を日の丸の小旗にかえ,昭和初期ころまで見られたものであった。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」