世界大百科事典(旧版)内のヨガカの言及
【カ(蚊)】より
…【奥本 大三郎】 日本語の〈カ(蚊)〉は総名で,夏季に群飛して人や動物の血を吸う細小な昆虫をいう。ブヨまたはブトと呼ばれる微細な羽虫で人の目に飛び入るものも一括してカと呼ぶ地方もあり,夜間室内に入って刺すもの,つまり通常の蚊をヨガカとして別称する土地もある。これを追うためには煙が有効な手段で,山野で労働する者は古布を固く巻いて糸で縛り,点火して腰に下げその煙で蚊を追い,また黒布で眼部だけ出して頭部を包みこれを防いだ。…
※「ヨガカ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」