世界大百科事典(旧版)内のライスワイクの和約の言及
【ファルツ戦争】より
…戦闘はドイツ,北イタリア,ネーデルラント,アイルランドで展開され,また同時期にフランスとイギリスは,東インドと北アメリカで植民地獲得をめぐって激しい戦いを繰り広げた(北アメリカでの戦争はウィリアム王戦争と呼ばれる)。フランスは当初優勢であったが,同盟国側の包囲陣の前に次第に劣勢となり,97年ライスワイクの和約を結んだ。この結果,フランスは,ストラスブールの領有は認められたものの,ロレーヌ,ルクセンブルク,フランドル諸都市,ニースなど戦争中の占領地の大部分の返還を余儀なくされ,ウィリアム3世の正統君主権も認めた。…
※「ライスワイクの和約」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」