世界大百科事典(旧版)内のライス,K.V.の言及
【チェコ】より
…19世紀の60‐70年代は雑誌《マーイ》,80年代は文芸誌《ルミール》を中心に文壇は発展し,《マーイ》ではネルダ,ハーレクVitězslav Hálek(1835‐74),スベトラーKarolína Světláらが,《ルミール》ではチェフ,ブルフリツキー,スラーデクJosef Václav Sládek(1845‐1912),ゼイエルJulius Zeyer(1841‐1945)らが活躍して,西欧諸国のレベルに追いつこうとした。またこのころの散文作家にはライスKarel Václav Rais(1859‐1926)や,歴史小説で有名なイラーセクがいる。 1890年代から第1次世界大戦の終りの時期には象徴主義の詩人ブジェジナOtokar Březina(1868‐1929),社会問題を取り上げたソバAntonín Sova(1864‐1928),労働階級の詩人ボルケルJiří Wolker(1900‐24)らが輩出したが,この時期のチェコ文学にとって大きな役割を果たしたのは,文芸批評家のシャルダFrantišek Xavier Šalda(1867‐1937)である。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」