世界大百科事典(旧版)内のラクナウ詩派の言及
【インド文学】より
…彼らに次いでサウダー,ダルド,ミールらの著名詩人によって首都デリーを中心にして興ったデリー詩派は,18世紀中ごろに黄金時代を迎えた。一方,ムガル朝の落を機にアウド王国に移住した詩人ジュルアト,ムスハフィーやインシャー・アッラー・ハーンによって主都ラクナウを中心に築かれたラクナウ詩派は,ナーシクとアーティシュにより技巧的で華麗な詩風を確立するにいたった。殉教史詩マルシアの二大詩人アニースとダビールも特筆に値する。…
※「ラクナウ詩派」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」