世界大百科事典(旧版)内の《ラックサー谷の人々のサガ》の言及
【サガ】より
…《グレティルのサガ》は無口で荒っぽくけんか早い性格の剛勇グレティルが不運につきまとわれ,追放生活を送るうち,ついに追手に襲われ凄惨(せいさん)な死をとげる話。《ラックサー谷の人々のサガ》は珍しくも女性を主人公とし,4度も結婚しながら結局最愛の者と結ばれることのなかったグズルーンが,その最愛の者をみずから死に追いやるすさまじいなりゆきを深い共感をもって描く。対立する首長らの抗争を異教時代の習俗や幽霊話などを織りまぜて書く《エイルの人々のサガ》。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」