世界大百科事典(旧版)内のラテン・アベロエス主義の言及
【イブン・ルシュド】より
…その著作は,医学・哲学・法学等の多岐にわたる。彼の哲学書の多くは,13世紀にラテン語訳され,ラテン・アベロエス主義として西欧中世思想に絶大な影響を与えた。哲学者としてイスラム世界に伝えられたアリストテレス思想の原像の再現に努力し,ガザーリーに批判されたアリストテレス哲学の復権を企図した。…
※「ラテン・アベロエス主義」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」