世界大百科事典(旧版)内のラムゼー,N.F.の言及
【超微細構造】より
…1940年代以後,原子線,分子線,磁気共鳴,メーザーなどの極超短波を用いる観測手段が開発されて,超微細構造を精密に測定することが可能となった。N.F.ラムゼーらは,63年,極超短波空洞内におかれた水素原子のメーザー作用を観測して,水素の超微細分裂の大きさ(1.420GHz,波長0.21m)を精密に決定した。この超微細構造線は,電波天文学において,銀河系内の水素分布や温度を知るのにきわめて有用である。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」