世界大百科事典(旧版)内のランカシャー・チェシャー平野の言及
【イギリス】より
…全体が波浪状高原で,山麓には多くの炭田が立地する。このほかこの地域には,チェビオット丘陵,カンブリア山脈(レーク・ディストリクト)などの高地,ランカシャー・チェシャー平野,ヨーク川・トレント川河谷平野などの低地が含まれる。(5)ミッドランド高地 セバーン川,トレント川水系によって浸食される丘陵地帯で,三畳紀の砂岩が中心。…
【イングランド】より
…(2)混合農業地帯 中世に二圃式・三圃式の共同耕地制が広範に普及していたミッドランズ地方やウェセックス丘陵などの中部漸移地帯は,現在でも小麦,大麦,エンバク,牧草の栽培と肉牛,豚の飼育による混合農業が盛んである。(3)酪農地帯 年降水量1000mm前後の西部湿潤地域を代表するのが酪農であり,ランカシャー・チェシャー平野,サマセット平野だけではなく,ミッドランズの丘陵部でもみられる。(4)放牧地帯 かつてケルト制度と呼ばれる粗放穀草式農業の地域であったペナイン山脈やコーンウォール半島では,湿潤な高原が永久草地として羊や肉牛の放牧に利用されている。…
※「ランカシャー・チェシャー平野」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」