世界大百科事典(旧版)内のランシング号の言及
【捕鯨】より
…これらの悪条件を打開するには,洋上で鯨体の処理,加工のできる母船の建造以外になかった。その問題は,ノルウェーの捕鯨業者にとり深刻となり,そこでさまざまな検討が加えられた結果,スリップウェーを設けた捕鯨母船ランシング号が1924年に誕生した。この母船の最も特徴とする機動性により,漁場の位置になんらの制約も受けることがなくなったため,広範囲にわたり操業が行われるようになった。…
※「ランシング号」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」