世界大百科事典(旧版)内のランディス,J.の言及
【喜劇映画】より
…前述のウッディ・アレンやメル・ブルックスにもその傾向があるが,パロディ雑誌《ナショナル・ランプーン》の編集スタッフが映画に進出した《ケンタッキー・フライド・ムービー》(1977),《フライングハイ》(1980)などに至っては,テレビ的笑いをそのままスクリーンにもちこんだにすぎない。しかし,その一派から頭角を現したジョン・ランディスは,NBCテレビの人気番組《サタデー・ナイト・ライブ》のレギュラー俳優ジョン・ベルーシを主役とした《アニマル・ハウス》(1978),《ブルース・ブラザース》(1980)で,アナーキーな不条理性に徹して映画的成熟を示した。さらに《大逆転》(1983)では,1930年代の喜劇のパターンを現代に生かそうと試みている。…
※「ランディス,J.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」