世界大百科事典(旧版)内のランポスの言及
【エオス】より
…同じくティタン神のひとりアストライオス(〈星男〉の意)とのあいだにゼフュロスZephyros(西風),エウロスEuros(東風),ノトスNotos(南風),ボレアスBoreas(北風)などの風神と,暁の明星その他の星を生んだ。ランポス(光)とファエトン(輝く者)という名の2頭の馬がひく戦車に乗り,太陽神の先駆けとなって大空をはせる女神は,ホメロスの叙事詩に〈ばら色の指をもてる〉〈サフラン色の衣をまとえる〉女神と歌われている。彼女はまた美男子の狩人オリオン,アッティカの王子ケファロス,トロイア王プリアモスの兄弟ティトノスらを恋人として誘拐したが,ティトノスとのあいだにもうけた子メムノンは,トロイア戦争でアキレウスに討たれた。…
※「ランポス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」