世界大百科事典(旧版)内のラージプート細密画の言及
【ヒンドゥー教美術】より
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[絵画]
寺院の多くは壁画で飾られていたと考えられるものの,遺品は少なく,わずかにバーダーミ第3窟,カーンチープラムのカイラーサナータ寺,エローラ第16窟,タンジャーブールのブリハディーシュバラ寺などに断片的に残るのみである。絵画遺品として重要なのは北西インドで16~19世紀に盛行したラージプート細密画(ラージプート絵画)である。これは主としてビシュヌ信仰と深く結びついた庶民的色彩の濃いもので,ビシュヌの化身であるクリシュナと牧女たちとの恋を主要なテーマとしている。…
※「ラージプート細密画」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」