世界大百科事典(旧版)内のラード・ハーン寺の言及
【アイホーレ】より
…南インド,カルナータカ州バーダーミの北東約45kmにある前期(西)チャールキヤ朝の遺跡。小規模なものや半壊したものも含めると100以上の石積寺院があり,石窟も2窟ある。一部のジャイナ教寺院のほかはすべてヒンドゥー教に属し,主要なものは6世紀後期から8世紀までの造営である。最も古いラード・ハーンLāḍ‐khān寺は,正方形の本殿に玄関を付け,ゆるい傾斜の屋根をのせた素朴な形態をとる。7世紀後期のドゥルガDurga寺は,仏教のチャイティヤ(塔を安置する祠堂)をしのばせる後円の長い堂に玄関を付けた珍しい形で,回廊の龕にすぐれた彫刻がある。…
※「ラード・ハーン寺」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」