世界大百科事典(旧版)内のリチャードソン,L.F.の言及
【数値予報】より
… 数値予報の考えは19世紀から出されていたが,それを20世紀初頭にはっきりと学問的な形で提出したのがノルウェー学派の始祖V.ビヤークネスである。それを受けて弟子のリチャードソンL.F.Richardson(1881‐1953)が具体的に数値予報の方式を考案し,実際に人間の手で解こうとしたが失敗したため(1922),こうした試みは〈リチャードソンの夢〉とよばれるようになった。その後,気象力学が進歩し,高層観測を含む気象観測網が拡充するとともにコンピューターが発明されたため,再び数値予報が試みられることになった。…
※「リチャードソン,L.F.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」