世界大百科事典(旧版)内のリッカート,L.の言及
【経営・経営管理】より
…こうして職務の再設計―職務拡充・職務充実が主張され,職場集団における参加的リーダーシップの実現が強調されるのである。またL.リッカートなどは,従業員の社会的・心理的満足を増大させるようなリーダーシップのもとでは,短期には生産性に影響を与えないが,従業員の経営に対する態度(人的資産)は好意的になり,長期には生産性をあげる,これに対し権威主義的リーダーシップでは,人的資産を食いつぶして短期に生産性をあげることができても,長期には生産性の低下をもたらす,と主張し,かつての人間関係論に対する批判に答えている。このような動機づけと小集団の理論も,管理論の中身を豊かにした。…
※「リッカート,L.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」