世界大百科事典(旧版)内のリデン=ザックス=テラーの関係式の言及
【誘電体】より
…電気の絶縁体を電場の中におくと,正電荷は電場の方向に,負電荷は電場と反対方向に微小変位し,物質の構成要素は電気双極子モーメントをもつようになる。この現象を電気分極といい,電気分極の起こる物質を誘電体という。すなわち絶縁体と誘電体は同義であり,前者は電気の伝導性からみたときの呼名ということができよう。 電気分極(単位体積当りの電気双極子モーメント)P,誘電体内の電場E,電束密度Dの間には, D=ε0E+P ……(1) D=ε′E=ε0εE ……(2) P=ε0χE ……(3) という関係が成り立つ。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」