世界大百科事典(旧版)内のリトル・ジョンの言及
【ロビン・フッド】より
…〈獅子心王〉リチャード1世(在位1189‐99)の時代,すなわち12世紀後半ごろに,ノッティンガムシャーのシャーウッドの森にこもり活躍したと伝えられる。リトル・ジョン,タック坊さんなど,愉快な部下とともに悪王の圧政に苦しむ民衆を助け,金持ちから奪った富を貧民に与え,けっして女に害を加えぬ義賊といわれる。一説によると,本名をハンティンドン伯爵ロバート・フィツースEarl of Huntingdon,Robert Fitz‐Oothという貴族であったが,ゆえあって国法を破り森に住む山賊となり,最後に一修道女の裏切りによって非業の死をとげたことになっている。…
※「リトル・ジョン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」