リフトバレー
rift valley
両側がほぼ平行な2本以上の断層によって限られ,その間が相対的に沈降することによって形成された大規模な地形的凹地。大地溝とも。分離しつつあるプレート境界(発散境界)とされており,本質的には大洋の中央海嶺と同じもの。トランスフォーム断層などによってずれながらも地球全体に連結しており,世界リフト系をなす。J.W.Gregory(1894)が東アフリカ大地溝に対して最初に使用。しばしば,アルカリ岩で特徴づけられる広範な火山活動,活発な浅発地震,高い熱流量,ブーゲー異常,磁気異常などの諸現象を特徴的に伴っている。地溝(graben)と同じ意味で使われることもある。
執筆者:角田 史雄・公文 富士夫
参照項目:リフト系
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報
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世界大百科事典(旧版)内のリフトバレーの言及
【地溝】より
…本来は地質構造の用語であるが,地形にあらわれている場合には地形に対して用いることもある。また最近,大規模でかつ地形的に明瞭な場合はリフトバレーrift valleyという用語を用いることが多い。たとえばプレートの湧き出しによる地殻の伸張によって形成された東アフリカリフトバレーなどである。…
【盆地】より
…一方が断層崖で直線状の山麓で,他方が屈曲の多い山麓線を示す盆地が,断層角盆地fault angle basinまたは傾動地塊盆地tilted block basinである。2本の並行する断層崖に限られ直線的な山麓線をもつ細長い盆地が,地溝盆地fault troughで,リフトバレーrift valley(裂谷)とも呼ばれる。(3)浸食盆地Ausräumungsbecken(ドイツ語) 浸食されやすい岩石が差別浸食の結果,浸食されて生じた盆地である。…
※「リフトバレー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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