世界大百科事典(旧版)内のリプシメ聖堂の言及
【エチミアジン】より
…聖堂はのちに独立アルメニア教会の中心,大主教座聖堂として改修を重ね,原状をとどめていない。しかし町の周辺には,四龕(がん)式(内接四葉形)プランのリプシメ聖堂(618),ギリシア十字式プランのガヤネ聖堂(630ころ)など,スキンチ構法による円蓋を多角錐形の外観にまとめた,アルメニア建築の特色を示す作例が残されている(アルメニア美術)。やや離れたズバルトノツZvartnotsには,四葉形の内陣を円形の周廊で囲んだ大聖堂(7世紀)の礎石や柱頭などが見られる。…
※「リプシメ聖堂」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」